乳歯(子どもの歯)の虫歯は進行しやすい!早期治療のためにも定期検診を
投稿日:2021年6月7日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
実籾駅から徒歩3分にあるならしのコウノ歯科・矯正歯科です。
今日は乳歯の虫歯の特徴や虫歯対策についてお話しします。
乳歯の虫歯の特徴~どうして進行が早いの?~
乳歯は一度虫歯になってしまうと速いスピードで悪くなってしまいます。
永久歯と乳歯はともに外側からエナメル質、象牙質、歯髄(神経)からなっていますが
乳歯のエナメル質、象牙質は柔らかく、厚みは永久歯の半分程度しかないため
虫歯になると神経に到達しやすいのです。
また、乳歯は表面に見えているより歯の中で虫歯が広がりやすくなっています。
エナメル質には感覚がないので気づかないうちに
虫歯が進行してしまい「痛いな」と感じるころには象牙質、歯髄にまで及んでいることもあります。
(象牙質自体には”神経”はありませんが歯髄に刺激を伝達します)
虫歯を予防するために食生活やはみがきを見直そう
甘いものや歯につきやすいもの、スポーツ飲料の取り方などに注意しましょう。
また、だらだらと時間をかけて食べたり間食が多いなど
食べ物が常にお口の中にあるような環境はよくありません。
歯磨きは小さいころからしてあげて
”食べたら歯磨き”の習慣をつけましょう。
虫歯を予防するためには
どうして虫歯になるのか原因を知っておくことも大事だと思います。
こちらの記事も併せてご覧ください。→どうして虫歯になるの?~虫歯の因子~
ほかにも仕上げ磨きについてや生え変わり時期に気を付けて磨いてほしいところ(6歳頃~)
気をつけたい食べ物や小児に特徴的な虫歯のことなどについても記載していますので、
ご参照ください。
虫歯予防のカギは定期検診
上記のように虫歯のでき始めは本人にも自覚症状はなく
見た目にも白くにごったように見える程度などお家の方の判断も難しいため
気づくのが遅れてしまうことがあります。
そのため歯科医院に定期的に通って検診を受けていると虫歯予防には大変効果的です。
虫歯が進行し歯髄まで達していると神経を取らなければならず、
一回の治療にも時間がかかるし、数回治療を受ける必要があるので
小さいお子さんにとっては大変です。
また、さらに進行してしまうと抜歯の必要性が出てくることもあります。
乳歯には永久歯がしっかり生えてくるためのガイドの役割もあります。
乳歯の虫歯もしっかりと適切な治療を受けましょう。
早期発見・早期治療できるようにぜひ定期検診を受け、虫歯を予防しましょう。
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