歯科と食事の関係
投稿日:2021年8月18日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
実籾駅から徒歩3分にあるならしのコウノ歯科・矯正歯科です。
今日はお食事と歯科、食べることと歯の関係についてお話ししようと思います。
離乳と歯の関係
赤ちゃんは生まれてからすぐミルクを飲み始め
生後半年くらいから少しずつ離乳食を始めていきます。
赤ちゃんが母乳や哺乳瓶でミルクを飲めるのは
”原始反射”と呼ばれる生まれつき持っている反射のおかげです。
しかし”食べること”は自然にできることではなく練習して身に着けていくものです。
離乳食を始める時期は〇か月~と月齢を言われることが多いですが
離乳食を開始する時期も歯の生え方などによって変わってきます。
お口をあけてくれなかったり、食べ物をベーっと吐いてしまったりするようなら
離乳食はまだ早いというサインです。
また指をお口にちかづけるとチューチュー吸うときも
まだ”原始反射”が残っている証拠です。
原始反射は4,5か月頃から少しずつ減っていき
6,7か月頃には消失し、自分の意志で食べられるようになっていきます。
そのため離乳食開始は6か月頃と言われることが多いですが
タイミングを見て焦らずゆっくりと進めていきましょう。
その後についても、
前歯が生える時期、奥歯が生える時期によって食べられるものも違います。
こんな時は歯科を受診しよう!
虫歯や歯並びが原因となってお食事がうまく取れないこともあります。
・虫歯がたくさんある
虫歯が前歯にも奥歯にもできていると
痛かったり、歯の形がなくなっていることにより
咬み切れない、すりつぶせません。
・前歯がかみ合っていない
指しゃぶりやお口で呼吸する癖などにより
前の歯が上と下でかみ合わない状態になっていることがあります。
この状態でも食べ物が噛み切れません。
・舌小帯が短い
舌は舌小帯というひものようなものでお口の下にくっついていますが
これが短いと舌が自由に動かせないため食べ物が食べづらくなってしまいます。
また、発音がしにくく活舌が悪くなってしまいます。
食べ物は前歯で噛みきり、奥歯で細かくすりつぶして
舌で丸めてのどに運び、飲み込みます。
うまく噛めないと丸のみになってしまって
消化にも悪いし、必要な栄養も吸収しにくくなってしまいます。
よく噛んで食べることで唾液がたくさん出て汚れが取れ、
虫歯にもなりにくくなります。
しっかり咬めることはお口の健康だけでなく体の為にも大切です。
■ 他の記事を読む■