2つの歯がくっついて生えてくる癒着歯・癒合歯について。注意点や対策
投稿日:2020年9月17日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
実籾駅から徒歩1分にあるならしのコウノ歯科・矯正歯科です。
本来一本づつ生えてくる歯が
隣の歯同士でくっついて生えてきてしまうことがあります。
これを癒着歯、癒合歯といいます(くっつき方の違いにより呼び方が違います)。
癒合歯は
乳歯では3~4%の確率で見られます(永久歯では0.3%とまれです)。
癒合歯自体は特に治療が必要な病気などと言うわけではありませんが
いくつか注意点や知っておくべき対策があります。
癒着歯も
乳歯でみられ永久歯ではまれにみられます。
これも特に治療すべき病気などというわけではありません。
まず注意点ですが
・あとに生えてくる大人の歯(永久歯)の本数が少ないことがあります(癒合歯では50%程度の確率)
・生え変わりの時期に下から生えてくる大人の歯(後継永久歯)により歯根が吸収されず、
自然に抜けない可能性があります。
・癒合している歯と歯の間は溝になっているため虫歯になりやすくなってしまいます。
それらに対しての対策として
・永久歯の生え変わり時期の5~6歳頃歯科医院でX線写真をとり、
後継永久歯の状況や乳歯の歯根の吸収状態を確認する。
・歯科医院でシーラントにより溝を埋める処置をしたり、定期的に歯科健診をしフッ素塗布をする。
歯磨き指導を受けて虫歯にならないようにしっかり歯磨きする。
などの対策をとっていると安心です。
虫歯にならないためにも歯科医院での相談をおすすめします。
永久歯の先天欠如では咬合や歯並びにも影響が出てきてしまうので、
一度検査してみるようにしましょう。
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